ほっじぽっじすてーしょん

広く浅い、多趣味野郎の時事録

片隅で感想文17:『BLADEシリーズ』

なんだかんだ前回記事から日数が経ってしまいました、わさびです。

 

……なんか毎回こんなことを言っているような気がしますが、気にしない方向で!

 

今回は予定通り『BLADEシリーズ』の感想文を書きたいと思います。

 

半人のヴァンパイアハンター

黒コート

銀色の銃弾

吸血鬼をぶった切る剣

 

私が中二病を発症するに至った病原体と言っても過言ではないくらい、大変思い出深い作品です。

 

……が、前述の通り記事更新が大幅に遅れました。

何故かというと

 

ビックリするほど筆がのらなかったからです

 

そんなに思い出深い作品を扱うのに何故!?

そのあたりも本文では掘り下げていきましょう。

 

BLADEシリーズ

 

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というわけでBLADEシリーズです。

シリーズ作品として、全三作品が上映されています。原作はこれまたアメコミ。

アニメもあったような気がしますが……うろ覚え。

 

正直に言うとですね。思い出補正があまりにも強すぎたのか……

 

そんなに面白くは無かった。

 

シリーズ作品という事で、あらすじはいつも以上にザックリいきます。

 

ヴァンパイアに噛まれた母から生まれた半人、半吸血鬼のブレイド

ブレイドは「昼歩く男(デイウォーカー)」として吸血鬼達に恐れられるヴァンパイアハンターとして人間社会の裏側で暗躍する吸血鬼達を次々と狩っていた。

 

BALDE(一作目)

 フロストと呼ばれる吸血鬼の一派が勢力を強めていた。

フロストは人間から吸血鬼へと転化した存在であり、人間社会とバランスを保っている現在の状態を改革すべく、上位存在である純粋種の吸血鬼達をも裏切ることで人間達を完全支配しようと目論む。

その野望に気付いたブレイドはフロストを追い、夜の世界を駆け抜ける。

 

BLADE2

新種の吸血鬼出現によって乱された吸血鬼達の秩序。

吸血鬼だけで対処するのは不可能だと判断した純粋種の一派『ヴァンパイア王国』は、宿敵であるブレイドに協力を打診し、共同で新種の掃討作戦を開始する。

新種のヴァンパイアとは一体何者なのか。

宿敵同士が協力し合うことは可能なのか。

あらゆる思惑が交差する中、ブレイドは再び夜の世界を駆け巡る。

 

BLADE3

 原初の吸血鬼が復活してしまった!

ここままじゃ人間社会が危ないぞ!

他のヴァンパイアハンターたちと手を組んで、頑張れブレイド

 

 

とにかくカッコイイ

いやもう、カッコいいんですよ。

トレードマークの黒コートの裾をはためかせながら、並み居る吸血鬼達をバサバサ切り倒し、銀弾をぶち込む。(また銃のマズルフラッシュがカッコいいんですわ)

倒された吸血鬼達は瞬時に灰と化すわけですが、それもド派手で非常に見応えがある。

第一作が上映されたのは1999年ですが、VFXにも気合が入っていてそれほど違和感を感じません。(流石に現代のモノと比べると見劣りしますが)

 

黒ロングコートの主人公がド派手に戦う!

 

これだけでも見る価値があるってもんです。

ただ、基本的にグロ多めなので苦手な人は注意。(とくに2)

 

各作品毎の感想

BLADE

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movies.yahoo.co.jp

一作目はブレイドが孤軍奮闘するというのが個人的に好きなポイントですかね。

人間社会とも繋がりのある、絶対的な権力を持つ吸血鬼達(作中では街の半分を牛耳っているとも言われていた)。対するブレイドとその相棒ウィスラー(白髪のオヤジメカニック。好き)はたった二人で立ち向かうわけです。

圧倒的な戦力差をものともせず社会の裏側で戦う主人公。カッコイイ。

まあ正直な話、ブレイドが強すぎるために吸血鬼の強さがイマイチ伝わってこなかったりするのですが……(不老で身体能力が高いらしいですが、銀弾で灰、日光で灰、杭で灰、薬品で灰……強い?)ここらへんを突くのは野暮ですね。

 

これはイマイチだった部分ですが、勢力のパワーバランスがイマイチ掴めない。

作中では「人間と協定を結んでいるから、それを乱すな」という趣旨の言葉が吸血鬼の口から出てきましたが、だったら吸血鬼達に隷属している人間達が居るのはなぜか

だって、隷属化出来るということは、少なくとも吸血鬼>人間という明確なパワーバランスが成り立っているわけです。であれば、そもそも協定なんて結ぶ必要も無いですし、既に人間社会は吸血鬼の配下にあると言っても過言ではない。

しかし、フロストは「吸血鬼が人間を支配するぜ!」という野望を掲げて下剋上を目指している。ということは現段階で『人間と吸血鬼達は共存している』わけで……

 

???

 

『フロストが純血種が結んだ協定を破って人間を隷属化させているのが問題なのかもしれない』とも考えましたが、2では普通に純血種が人間を奴隷にしているんですよね……どういうこと?

そもそも、なぜ上位存在であるはずの純粋種達が、人間から転化した存在であるフロストの暴挙を全く止めることが出来ないのか…...。それほどまでにフロストが力をつけすぎてしまった、ということなんでしょうか?

 

戦闘シーンはとにかくカッコいい。この一言に尽きるのですが、他の部分(上記のパワーバランス以外にも)で釈然としないことが多かったような気がします。

 

BLADE2

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見終わったあとに気付いたんですが、『パシフィックリム』デル・トロ監督作品だったんですね……。ノーマン・リーダスには気付きましたが……。

だからクリーチャーっぽい敵だったのか。……納得。

 

そのクリーチャーっぽい敵、クリーパーと呼ばれる新種のヴァンパイアが怖くて、気持ち悪い。普通のヴァンパイアとは違う人外らしい見た目をしていてビジュアルからしてヤバさが漂っている。

前述の通り、1のヴァンパイアはそこまで脅威に感じるような描写が無かったのですが、コイツらは

・銀弾が効かない

・ニンニクも効かない

・杭も効かない

・常に血に飢えており、ヴァンパイアも人間も見境なく襲う

という見事なまでの怪物っぷりなので戦闘シーンにも緊張感がありました。

それと反比例する形で純粋種の吸血鬼の恐ろしさが減衰したのはココだけの秘密。ただ単に弱点の多い人間じゃ(ry

 

当然と言えば当然なのですが、続編なのでVFXの進歩は凄いです。

ブレイドを丸々CGモデリングして戦わせているシーンもありました。

こんなド素人でも見分けられるくらい露骨なCGではありますが、この年代としては素晴らしい出来だと思います。

 

あと、ブレイドの新武装(1で出てきた薬品を打ち込む仕込ナイフみたいなやつ)から薬莢が排出されるカットは最高にカッコいい。

 

『敵の敵は味方』理論で宿敵同士が手を組むという構図も良かったですし、私としてはシリーズ作品の中では一番楽しめましたね。

 

BLADE3

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movies.yahoo.co.jp

まあ、あらすじでなんとなーく察していただけたかと思いますが、

 

一番微妙でした

 

映像技術は確実に進歩しているのにね!仕方ないね♂

 

ここまできたらあえて言う必要もないかと思いますが、アクションシーンは滅茶苦茶カッコいいです。

そして、散々作中で登場し、ウェスラーが丹精込めてカスタムしたと思われる車がようやくアクションシーンで活躍します。やったね!

 

えー、個人的な見所は以上です。

カーアクションがあるのは冒頭なので、そこで見所は殆ど終了!

↓以降はネタバレ上等&批判的な感想を書くので苦手な方は注意

準備は良さそうですね。では書いていきます。

 

まず、冒頭アクションシーンでブレイドは誤ってヴァンパイア一派の人間を殺してしまいます。その瞬間をメディアに抑えられてしまい、ブレイドは警察から公的に追われる立場になるのですが……。

 

いやいや、今更すぎるだろ!!

 

1の時点で警官をぶん殴ったり、真昼間の街中で銃をぶっ放したりしてるわけですよ?

こちらとしては「いやいや、そんなことしたら足付いちゃうでしょw」という気持ちを必死にこらえ、あえてそこらへんのガバっぷりに目を瞑っていたのに、今更公式がリアルな組織をぶつけてきちゃったわけです。

 

そしてブレイドを捕まえるため、ビックリする数の警官隊が重武装でブレイド宅に突撃訪問。その襲撃の中でウィスラーは自爆

 

シリーズ通して唯一の仲間だったキャラを開幕20分で殺すとは恐れ入った。

 

警官を殺さないブレイドはウィスラーの死で心が折れ、あっさり逮捕。

これほどまでに簡単に権力でブレイドを捕まえられるなら最初からやればいいのに。

 

今までの作品では『スタイリッシュなアクション』だとか『吸血鬼というファンタジー要素』を面白く組み合わせることで、リアリティに欠ける部分ある程度煙にまいていたのですが、本作はそれを自ら曝け出すという暴挙に出ている。

 

今までのは茶番かよ!?

 

と言いたくなるのも仕方がないでしょう。

 

 

話は続きます。

逮捕され、絶体絶命かと思われたブレイド

それを助けたのはなんと人間のヴァンパイアハンター一味だった!

 

 

 

……。

 

 

 

ちょっと待て。

 

 

 

じゃあ、今までブレイドとウィスラーが孤軍奮闘してきたのはなんだったんだ?

 

他に協力してくれる者が居なかったから、彼らは孤独の中戦ってきたのではないのか。

圧倒的な戦力差を前に、決して折れることなく闘ってきたのではないのか。

 

ブレイドは存在を知らなかったみたいだが、彼を助けに来るという事は他のやつらはブレイドの存在を知っていたということ。

 

なぜ今まで協力体制にならなかったのか。

 

「そういった支援をブレイド側が断っていた」とか言うんだったら、まだ分かる。

でも先程も言ったように、ブレイドは知らなかったわけですよ。

 

要するに、同じヴァンパイアハンターとして活動しながらも活動圏が一切被らずに

今まで過ごしていたということですよね。

ヴァンパイアハンターの界隈がいかに広い世界なのかは知りませんが、そんな都合のいい話ってあるんですかね?

 

しかもですよ、なんとこのヴァンパイアハンター組織にですね。

 

 

ウィスラーの娘が居るんですよ!!

 

 

「あれ、ウィスラーの家族って吸血鬼に皆殺しにされたんじゃ……?」

と思ったそこのアナタ!ご安心ください!なんとこの娘……

 

 

別の奥さんとの間に出来た娘なんです!!

 

 

 

 

ふっざけんな!!

 

 

 

 

御都合主義も大概にしろよ!?

新キャラ出したいからって適当な設定ぶっこむのをやめろ!

 

ということは?

ウィスラーは別の家族との生活を顧みず、ヴァンパイアを狩っていたわけですよね。

どうですか、『復讐に生きる寡黙なオッサン』というウィスラー像がぶっ壊れた音が聞こえませんか?

 

しかしですね、その娘はこんなことも言っていたんですよ。

「大きくなって父を捜し、同じヴァンパイアハンターになるべく鍛えていた」

……ひょっとしたら娘が大きくなるまでは一緒に暮らしていたのかも。

だったらウィスラーのイメージもさほど損なわれないかもしれません!!

 

 

だったらブレイドたちと今まで接触しなかったのが尚更不自然だろうが!

 

 

本作はそんな事が連続するんですよ。

前2作の評価すら地に落としかねないレベルであらゆる部分が適当

 

ボスキャラは俗世を嫌って()不貞寝してた程度のヴァンパイアの原種、ドラキュラ

1で神の力と闘っているんですよ?威厳もクソもない。

一応悪魔っぽい見た目には変化しますが、2のクリーパーのように『生物的な恐ろしさ』があるわけでもなく、作りもの感満載。ダサい。

 

極めつけは原種の血で作ることが出来る対ヴァンパイアウイルス!

 

使うとヴァンパイアは根こそぎ全滅する。

 

小学生か!!

 

 

……とまあ長々と書いたわけですが、前述の通り戦闘シーンは迫力がありますし、新しく登場するガジェットの数々もなかなかカッコいいです。

なので完全なる駄作、とまでは言いませんがシリーズ作品としては酷いです。オススメはしません。

 

 

 

 

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というわけで『BLADEシリーズ』でした。

 

書きはじめたら以外と筆がのったな……(特に3

出来る限り批判的な内容は書かないようにしようとは思っているのですが、シリーズで書くと言った手前、書くしかありませんでした。これはオブラートに包めません。

 

ところで、この作品のヴァンパイアは何度も言っているようにヴァンパイアという事自体に恐怖心が湧かないんです。それは何故なのかというのが、今何となく分かりました。

まあ、そんなに改まっていう事でもないんですが、

 

あいつら普通に銃を使うんですよ。

 

超常的な身体能力を持っているにもかかわらず、それを活かした闘い方を全くしない

そのうえ致命的な弱点を持っているので、もう一つの特徴であるはずの不死性が全く息をしていない。

だから傍から見てるとただ血を吸うだけの人間にしか見えないんですよね。

 

私が大好きな小説の中で『怪物の条件』という言葉が出てきたのを思い出します。

かいつまんで言うと『人を恐怖に陥れる怪物には3つの条件がある』という話なのですが、その条件というのが

 

1つ、怪物は言葉を喋ってはならない。

2つ、怪物は正体不明でなければいけない。

3つ、怪物は不死身でなければ意味がない。

 

これをある程度の水準で満たしているのが2のクリーパ―なんですよね。

個人的に2が好きなのもそのあたりが起因しているのかもしれません。

 

とにかく、中二病全開でカッコいい映画です

多感な少年期にこの作品と出会ってしまったのは、私にとって幸か不幸か……。

 

次回の更新内容は未定。書きたいものを書くことになると思います。

アマプラのおかげで映画もそこそこ観れているのでまた映画になるかも?

 

長々とした感想文になってしまいましたが、今回はこのあたりで。

 

ー最後まで読んでいただき、本当にありがとうございましたー

 

@『人間嫌い』はなるべくして『人間嫌われ』になるんだなと思いつつ わさび