ほっじぽっじすてーしょん

広く浅い、多趣味野郎の時事録

久しぶりの……

お久しぶりです。

わさび、生きてました。

 

定期的に更新しないと文章力も付かないだろうなぁ……とは思いながら、気がつけば前回の記事更新から3週間近く経過してました。

 

いやー!時が経つのって早い!!(他人事

 

この3週間の間、全く本を読んでいなかったわけではないのですが(まあ、3冊しか読んでないのですが……)そのうち2冊が恐ろしいほど読書にエネルギーを必要とする作品でして……。

そのうえ感想文を書くにはあまりに適さない作品ということもあり、書くのも躊躇してしまった次第です。

 

……とまあ苦しい言い訳を並べたところで、今回はそれら3冊を紹介する形で記事にしてみました

お時間がありましたらお付き合いいただけると幸いです。

 

紹介なのでネタバレは皆無ですが、いつも以上に内容はペラペラです。ご了承ください。

 

境界線上のホライゾンⅡ下&Ⅲ上

はい、とういうわけで。

この期間中に読んだ3冊のうち、読むことに多大なるエネルギーを消費した作品2冊。

ラノベ界隈では言わずと知れた『読む鈍器』こと

 

境界線上のホライゾンです

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積読崩しの一環で本作に手を出したわけですが、やっぱり読んでいて凄く疲れる作品でした。

あまりに濃すぎるため、内容にはあまり触れません。

今回は何故、そこまでエネルギーを消費するのかについて簡単に紹介!

 

1、圧倒的物量

先ほど『読む鈍器』と言いましたが、この境界線上のホライゾン(以下、境ホラ)は見るものに衝撃を与える圧倒的なビジュアルをしていることで有名です。

……百聞は一見にしかず。とりあえずご覧いただきましょう。

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↑左:今回読んだ2冊、右:一般的な文庫本1冊(写真はharmony)

 

はい。2冊でコレ

文庫本でこの厚み。私は京極夏彦作品川上稔作品しか知りません。

なかでもⅡ下巻はページ数にしておよそ1200ページ。一般的なライトノベルが300〜400ページなので、これ一冊でラノベ3〜4冊分の破壊力

ちなみに、お値段は1200円。通常のラノベは500〜600円なのでちょっぴりおトク感がありますね!(白目)

なお、今回読んだ2冊だけでも合計ページ数は1900ページ。狂ってやがるっ……!

 

2、情報量過多

物量が多いのは……まあ良しとしましょう。

しかし、実は境ホラ最大の特徴は純粋な物量ではなく『濃密すぎる世界観』にあります。

とりあえず、思いつく限り今作に含まれるジャンルをあげてみましょう。

含まれるジャンルは以下の通り!

 

学園、ロボ、SF、ファンタジー、日本史、世界史、戦記、ラブコメ、バトル、宗教…etc

 

好きな娘のために主人公が世界征服を目指し、魔女が空を飛び、武士が戦い、ロボットが火花を散らし、政治家が謀略の限りを尽くし、超巨大戦艦が空をゆく。

そんな作品です。

自分で言ってて意味不明ですが、本当にこの通りだから困る。

これだけ多数の要素を突っ込んでおきながら物語のフォーマットが成立しているのが不思議なくらいです。

そのうえ、一巻で主人公サイドだけでも十数人のキャラクターが登場するのですが、それぞれのキャラ立てがしっかりしているのも恐ろしい。(どのキャラが喋っているのか会話文だけで判別できるほど)

また、境ホラ(GENESISシリーズ)は川上稔先生が手がける作品群の一翼に過ぎず、より深く世界観を理解するためには既刊の『都市シリーズ』AHEADシリーズを読む必要もあるという徹底ぶり。ヤヴァイ。

ちなみに、既刊シリーズを読んでいなくても境ホラのストーリーを追うぶんには問題ないです。(経験談

これだけ多くの要素がぶち込まれた情報の塊が、前述の物量で流し込まれてくるわけですよ?

疲れないわけがない。

 

3、文体が合わない

これは完全に私個人の問題ですが、すごく苦手な文体です。

登場人物が多いために転々とする視点。

シリアストークをぶった切る形で唐突に挿入されるギャグ。

造語乱発で混沌と化すやりとり。

文章の温度変化、とでも言えば良いのでしょうか。想定外のところで調子をハズす文章につまづく事も少なくありません。

正直、読んでいて非常に疲れます。

 

なんで読んでるの?

とまあ、ここまで色々と書きましたが、「そんなに疲れるなら読まなきゃイイじゃん」という声が聞こえてきそうです。

その通りです。そんなに疲れる本なんか読まなきゃイイんです。本来ならば。

では、私は何故この本を読んでいるのか。

答えは簡単、

 

そんな疲労がぶっ飛ぶくらい面白いからです。

 

断言します。この世界観が気になる人ならどハマり間違いなしです。

 

重奏神州で行われる世界史と日本史の同時再現。

学生間で行われる政治の駆け引き。

ありとあらゆる要素の入り混じった緻密な戦闘描写。

 

川上先生自身が絵を描くことも出来るからかもしれませんが、世界観がしっかりと映像として出来上がっている作品だなぁ……という印象を受けます。

合う人にはピッタリ、合わない人には全然合わないタイプの作品だと思うので、手放しでオススメできる作品では決してありませんが、気になった方には是非とも一度は目を通して欲しい作品ですね。

 

個人的な問題作

さて……実は感想文を書こうと思い、迷い続けた作品が1つあります。

結局、感想文を書くことは出来無かったのですが、私の心に突き刺さった作品です。

なんらかの形でこの作品を読んだという事実を言葉にして出力したかったので、ここで紹介という形を取りたいと思います。

オススメはしません。

はっきり言いますが、楽しい話でもスッキリする話でも無いです。どちらかというと、読み終わった人間の心に居心地の悪さだとか、暗い影を落とす類いの作品だと思います。

というわけで、ここ最近読んだ中でも相当心を痛めつけられた作品がこちらです。

ひきこもりの弟だった

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本作は第23回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作で、葦舟ナツ先生のデビュー作です。

『紹介』と題しておきながらアレですが、あらすじには触れません。

これは、『歪んでしまった家族』の愛の物語です。三秋縋先生による帯コメントがこの上なく雄弁に本作の内容を語っていると思うので、引用させていただきます。

 

行き場のない想いに行き場を与えてくれる物語。

この本を読んで何も感じなかったとしたら、

それはある意味でとても幸せな事だと思う。   三秋縋

 

読んでいて、凄く辛かったです。

かといって自分が不幸だ、なんていうつもりは毛頭無いのですが、非常に痛みを感じる作品でした。(少なくとも、感想文を書くことを躊躇うほどには)

それでも、読み進める手が決して止まることが無かったのは文章の巧さ故かもしれませんね。

 

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というわけで、すっごい雑な記事になりましたが、ここ最近はこんな作品を読んでいたわけです。ちなみに現在は『境ホラⅢ中』を読んでいます。下巻ではなく中巻だとか、800ページ以上のボリュームがあるとか、ツッコみたい部分は多々ありますが、頑張ります。(白目)

これを読んだら積読状態になっている森見作品(『宵闇万華鏡』、『太陽の塔』)などを崩すつもりなので、そのあたりで感想文を書くつもりです。

 

……いつになることやら。

 

また気が向いたときにでも覗いていただけると幸いです。

それでは、今回はこの辺りで。

ー最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ー

 

@やっぱりまどマギってよく出来てるよなぁ……と思いながら。わさび