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ほっじぽっじすてーしょん

広く浅い、多趣味野郎の時事録

片隅で感想文06:『ほま高登山部ダイアリー』

片隅で感想文 ライトノベル

こんにちは

強化小型球形(斧装備)が見つからないわさびです。

 

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                    ↑こんな感じのやつ

 

 

EMP装備の小型短足とコイツのおかげで個体情報が98%から上がりません!

助けてください!(※ニーアの話です)

 

さて、今回は『書きます宣言』をしていたライトノベル

『ほま高登山部ダイアリー』

の感想文を書いていきたいと思います。

読後の感情が薄れてしまわないように、二日連続の記事作成です。

 

気が付けば、このコーナーを設立してからすでに1ヶ月近く。

記事の本数としても今回で6本目の記事になりますが、

 

一向に文章力、構成力が向上しません!

 

……まあ「1ヶ月程度でグダグダ言うな」という感じですが。

このままブログ更新する癖を付けて、もっと作品の魅力を上手に伝えられるようになりたいものです。

そのかわりと言ってはなんですが、少しづつではありますが、ブログ作成機能は活用できるようになってきました

これからも単純な文章一辺倒な記事では無く、出来る限り分かりやすく、見た目でも楽しめる記事作りをしていきたいと思っています。

 

どれだけの方がこのブログを見て暇つぶしをしているのかは分かりませんが、

どうかお付き合いいただけると幸いです。

 

では、さっそく本題に参りましょー!

 

片隅で感想文06:『ほま高登山部ダイアリー』著:細音啓

 f:id:wasabiwasabi:20170306083211j:image

本作は著者、細音啓(さざねけい)先生のデビュー作です。

 

いつも通り、まずはあらすじからどうぞ

 

之々星縁に片思い中の冬嶺冬馬は高校入学を機に、告白を決意する。

しかし、想いの丈を込めた「好きだ!」という言葉も虚しく、ちょっとした勘違いから「登山が好き」だと誤解され、冬馬は縁と共に未知の登山部へと入部することに。

初めて知る山の知識、魅力的な部員たちとの交流の日々。

思いがけない入部で、冬馬の高校生活は鮮やかに色付いていくー。

 

本作をジャンル分けするならば

『学園登山部ラブコメ

とでも言えば良いでしょうか。

私自身、たまに山登りをするのですが、登山漫画は数あれど登山ラノベは見たことが無かったので気になって買った次第です。ヤマノススメはええぞぉ……

 

内容に関してですが、率直に言って非常に面白かったです。

物語の流れはベーシックなライトノベルの流れを汲んだ構成になっています。

高校入学という導入があり、告白というラブコメの要点を掴んでから、本作独自の『登山部』という要素へと繋ぐ。その後、登山の準備としてトレーニング、買い物といったイベントを通過し、登山へと向かうのが大まかな流れです。

ライトノベル、と言うよりも『学園モノ』のテンプレートに沿っている分、物語の自体の意外性はほとんどありません。しかし、その安定感に支えられているからこそ、個々のキャラクター達の魅了が引き立っていたように思います。

若干、主人公の冬馬はキャラクターが定まっていないような印象を受けました(現実主義的な側面と片思いの仕方が噛み合っていないような……)が、問題視するほどではありません。

 

個人的にポイントが高かったのが、『主人公は既に好きな相手が居る』という部分です。もちろん、ラブコメ作品にお約束の女性キャラのお色気シーンはありますが、そういった諸々によって主人公の恋愛感情がブレない……とでも言えば良いでしょうか。

よくあるヤレヤレ系優柔不断主人公がハーレム状態になる話は基本的に苦手(当然例外はあります)なので、こういったブレない恋愛の芯がある主人公は読んでいても感情移入がしやすいです。

今パッと思いついたライトノベル作品だと『SAO』とか聖剣の刀鍛冶あたりはそんな感じですね。(SAOがハーレムものとか言ってるやつは十中八九読んでないから注意な!)

 

本作の独自要素である『登山』も、上手いこと学園モノに当てはめていたように思います。登山の説明や描写で物語をガチガチに固めるのではなく、あくまで素材として日常会話に入れたり、イベントに落とし込んでいるため、学園ラブコメという本筋から外れることがない。かといって登山という要素の扱いが杜撰になっているわけでもない。

このバランスがしっかりしているからこそ、ラブコメ作品として破綻することがなく登山ラブコメとして読みやすかったのだと思います。

登山描写に関しては「人工的に作られた階段の道は歩きにくい」という部分があるある過ぎて思わず笑ってしまいました。

……山道に作られた人工的な階段って、基本的に間隔や高さが不均等に作られているので意外と歩きづらいんですよね(笑)

あと、普段からほぼ山みたいなところに住んでいるようなド田舎民としては「土を踏みしめるなど何年振りだろう」という言葉を見て衝撃を受けました……。自分ではなかなか感じることが出来ない感情を体感できるのも、小説の良いところですね。

 

終盤にはちょっとしたタイトル回収もあり、最後まで学園ラブコメらしい爽やかな読み味でした。物語のフォーマットとしても「一ヶ月ごとに1つの山を登る」という部内のルールが存在するあたり、一巻で1回の登山の様子をまとめやすい形にしたのかもしれませんね。(邪推かもしれませんが)

 

……ということは

 

自ずと次巻への期待が高まるわけです!

ここ最近ライトノベルから離れていたうえ、既に発売済みの作品を買うことが多かったので、ライトノベルの新巻が待ち遠しいというのはすごく久しぶりの感覚です。

こう言ってはアレですが、ドキドキしています。

恐らく、今回の売れ行き次第で次巻、次々巻の発売の行方が左右されるのだと思いますが、是非とも息の長いタイトルになって欲しいものです。

それくらい、私にとってのツボを掴んだ作品でした。

 

登山が好きな方。

登山に興味がある方。

青春学園モノが読みたい方。

ブコメが読みたい方。

 

そういった方なら間違いなく読んで損の無い作品だと思います。

 

とても面白かったです。オススメ!

 

@今年もちょくちょく山登り行きたいなぁーと思いつつ、わさび