ほっじぽっじすてーしょん

広く浅い、多趣味野郎の時事録

新年のご挨拶

 遅ればせながら。

 新年、あけましておめでとうございます。わさびです。

 

 書きたいことは色々とあるのですが、今回はちょっとだけ真面目に昨年を振り返らせていただきたいと思います。

 

 このブログを開設したのが2016年の7月。それから半年ほどの放置期間を置きまして、本格的に記事更新を始めたのが2017年の1月。今から1年前の出来事です。

 ブログを書き始めた理由はそれこそ色々あります。受動的にコンテンツを消費するだけの自分を変えたいだとか、心の中のもやもやをしっかりと言語化して自分のものにしたいだとか……挙げはじめればキリがないほどに。

 そんな自分でも把握しきれていない混沌とした感情をもとにこのブログを始めたわけですが、気付けばこの1年間で書き上げた記事は35本総PV数は3300ほどになっていました。

 ……自分で言うのもなんですが、決して多くはありません。記事の内容にしてみても

 「ここの日本語がおかしい」

 「文章量に対して中身が伴ってない」

 「結局なにが言いたいんだコイツ」

 などなど、思うところはたくさんあります。自分で読み返してみてこれだけ未熟な部分が目につくわけですから、読んでいる方々はさらに首を傾げながら読んでいることでしょう。これに関しては自身の至らなさを痛感するばかりです。

 しかし、そんなよくわからないブログでも1日に10人前後の方が訪れてくださるという事実はこの上ない励みになりました。なかでも、このブログの読者になってくださった方、記事にいいねを付けてくださった方からはとてつもない元気をいただきました。間接的、かつ今更ではありますが、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。(これからもよろしくお願いします。)

 先ほど1日に10人前後が訪れるとは言いましたが、訪れた全員が全文に目を通してくださっているということはまずないでしょう。ご覧の通り未熟な文章です。ひょっとしたら冒頭部分を読んでブラウザバックする人が大半かもしれません。

 それでも、

 「誰かが目を通してくれるかもしれない」

 「誰かが楽しんでくれているかもしれない」

 「誰かが記事更新を待ってくれているかもしれない」

 そう思える環境、コンテンツを自分自身で創ることができたというのはこの1年で得た掛け替えのない成果だと思っています。

 まだまだ未熟ではありますが、これからも少しずつ記事の種類も増やしながら気楽に気ままにこのよくわからないブログを更新していく所存です。

 これからの一年も暇つぶしがてらお付き合いいただければ幸いです。よろしくおねがいします。

 

 駆け足になりましたが、今回はこのあたりで。

 ここ最近『片隅で感想文』の記事を更新できていないので、次回は久しぶりに更新するかもしれません。

 去年後半、無気力状態だったころに読んだ本の感想なども改めて書ければいいなと思っています。

 次回更新は未定。それでは。

 

ー最後まで読んでいただきありがとうございましたー

 

@アズレン面白い わさび

2017年、個人的に良かったアニメを挙げてみる(秋編)

 こんにちわ、2017年もラストスパート。

 半泣きでキーボードを叩いています。わさびです。

 前置きで書きたいことも特に思い浮かばないのでさっそく本題にいきますよ。(雑)

 ※今回の記事は連続企画です。よろしければ↓コチラ↓の記事もどうぞ!

hodgepodge.hatenablog.com

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2017年、個人的に(中略)秋編

 アツい夏も終わり、ついに季節は秋。

 2017年を締めくくる秋はどんな作品が良かったのか。振り返ってみましょう。

 

劇場版Fate/Staynight Heaven’s Feel

www.fate-sn.com

 冬編と同様、初手は劇場アニメから紹介。(※なお、私は原作者・奈須きのこファンなので本項は信者補正がかかっている可能性があることをご了承ください。)

 近頃人気のソーシャルゲームFate/Grand Order』など、あらゆる派生作品が存在するFateシリーズ至高の原点作品『Fate/Staynight』。その中でも唯一映像化されていなかった最後のルートを映像化した今作。

  TYPE-MOONファンが長く待ち望んでいた映像化ということもあり、鑑賞前から期待値が大幅に上がっていましたが、今作はその期待値をしっかりと越える仕上がりになっていました。

 制作は美麗なアニメーションで名高いufotable。CGと作画が織り成す超絶映像は今作も健在……どころか劇場版クオリティでさらに磨きがかかっています。戦闘シーンはもちろんですが、背景のリファインが恐ろしい。同スタジオが制作した『Fate/Zero』、『Fate/Staynight [UBW]』と舞台を同じくする本作ですが、背景が備える情報密度がそれらの作品とは段違いです。(この2作も背景美術は素晴らしい出来だったんですが、それをさらに越えてきました。)とくに路地裏は『空の境界』の頃を思い出す「絶対に立ち入りたくない路地裏感」が非常に良く出ており、これぞufotableの背景だ! と無駄に感動してしまいました。

 一番の注目シーンはランサーとアサシンの一騎打ち。フルCGで作り上げられた冬木市街を舞台に繰り広げられる大迫力の戦闘作画は一見どころか百見の価値アリ。

 音楽はこれまた安定の梶浦由記さん。最高にキマってます。

 ストーリーに関してはもちろん言うことなし!

 ……と言いたいところですが、初見の方にはわかりにくいのではないだろうか、という印象。Fateシリーズ定番のシーン(いわゆる共通ルート部分)を大胆にカットするなど、他のルートの内容を知っていることが前提となっている作りになっています。まあ、信者には関係ないですけどね!

 これに関しては『Heaven's Feel』という長編ルートを劇場3部作という尺に納めなければならない事情を鑑みるに、仕方ないアレンジだと思います。あるキャラクターに関しては原作以上に掘り下げられており、制作側の作品に対する愛情を感じます。

 まあ、なんにせよとりあえず原作をやろう話はそれからだ今ならPSvitaでもスマホでもプレイできるしFGOで排出が渋いガチャに金をかけるくらいなら原作をプレイしたほうが(この発言はディ〇イトワ―〇スに消されました

 

 とりあえず是非とも観て欲しい一作です。

 

ネト充のススメ

TVアニメ「ネト充のススメ」公式サイト

  ネト充のススメ。原作は漫画。

 仕事を辞め、ニートになった三十路女森岡盛子が充実したネトゲライフを送るというラブコメストーリー。

 普段ジメジメとしたオタクライフを送っている身としては、必要以上にオタクライフを美化する作品を観ると宮本武蔵に挑発された愚地独歩のような形相になってしまいます。しかし、本作は適度にネト充ライフの負の側面も描いており、ネトゲライフを楽しむネト充っぷりと退廃的な生活を送る主人公の自己嫌悪が良いバランスで描かれていたと思います。

 主要キャラの二人が繰り広げるぎこちないやりとりは観ているコチラが思わずニヤニヤしてしまうような純情っぷり。過剰にドラマチックな演出になっていないのも好感が持てます。

 ラブコメにありがちな冗長的な引き伸ばしもなく、キメるところでしっかりとキメてくれるので、

 「そこは攻めるべきだろ! このチキン野郎!! 」

 とならず、ストレスフリーで観ることができました。

 物語の展開に意外性はありませんが、それだけ安定した内容になっているので最後まで期待通り(良い意味で)の面白さが続いた作品でした。

 作画に関しては怪しい部分もありましたが、さほど気にはなりませんでした。なんというか、力を抜ける場所でちゃんと抜いているという印象。

 OPテーマの『サタデー・ナイト・クエスチョン』も作品に合った曲調でとても良い。中島愛さんといえば『マクロスF』のイメージが強いですが、やっぱり良い声してますよね。

 突出した輝きがある作品ではありませんが、終始安定感のある良質なラブコメ作品でした。

 

Infini-T-Force

 原作はアニメ……でいいんでしょうか?(漫画版もある)

 ガッチャマンキャシャーンなど、数々のヒーローアニメを世に送り出してきたタツノコプロ55周年記念作品。フルCGアニメーションです。

 特異点と化した世界に4人のヒーローが集結し、数多の世界を滅ぼし続ける謎の男Zと戦いを繰り広げるというストーリー。

 作品の垣根を越えたスーパーヒーロー達の夢の競演!

 ……なんですが、実は私はタツノコ系列の作品をしっかり観たことがありません。流石にガッチャマンキャシャーンテッカマンあたりは名前を聞いたことはあります(破裏拳ポリマーは初めて聞いた)が、各作品の内容はそんなに知りません。

 そんな私がなぜこの作品を観ようと思ったのかというと、キャラクターデザインに大暮維人先生が居たからです。『エア・ギア』、『天上天下』など、緻密かつスタイリッシュなデザインでお馴染みの大暮先生が絡んでいるなら、観る以外の選択肢はありえません。

 そんな経緯があったので、正直視聴前は楽しめるかどうか不安でした。そんな不安も全話観終わった今となってはただの杞憂だったわけですが。

 まずは物語に関して。アツい。

 最近の作品だとちょっと捻くれた正義感や背景を持つ(ダーク)ヒーローがよく描かれている印象がありますが、そんな変化球揃いの界隈に現れた(というか戻ってきた)剛速球どストレート。小手先の理屈なんていらない、助けたいから助けるというヒーローらしいヒーロー。それがこんなにもカッコいいとは。

 今作の主人公は一人の少女なのですが、救われる側に視点を置いているというのが良いのかもしれません。ヒーロー達の古風な暑苦しさを鬱陶しく感じながらも、彼らの存在は確かに少女を支え、変えていく。そして最後には……。

 敵に関しても、ただ純然な悪として描くわけではないのが好印象。あくまで『敵』。

 理由なく悪事を働くのではなく、彼らなりの人間らしい目的が存在する。その結果、悪と呼ばれる手段を採っている。こういう描写を丁寧に出来ている作品は良作が多い印象がありますね。

 こうして振り返ってみると主要キャラを有名ヒーローで固めている分、敵グループの掘り下げに尺を使えているのかもしれません。十分な知名度があるため、ヒーロー側の説明は最小限になっていたように思います。私は本作をニコニコ動画で視聴していたため、コメントの捕捉で各ヒーローのバックボーンを知ることが出来ましたが、全くの初見で観ることを考えると説明不足な部分もあるかと思います。

 ストーリー以外にも「原作を知っていれば絶対にアツいだろうなぁ~ 」と思う場面がいくつもあり、原作を視聴していたほうがより楽しめるというのは間違いないでしょう。 

 映像に関しては『シドニアの騎士』、『蒼き鋼のアルペジオ』、春編で紹介した『正解するカド』などのセルルックCGとは異なり、いかにも普通のCGという感じです。(的確な言葉が見当たらない……)かといってリアル調でもない本作は1話の最初あたりでは多少の違和感を感じましたが、すぐに慣れました。

 CGアニメらしい豊富なカメラワークと美麗なエフェクト、長回しのワンカットで戦闘シーンはとても迫力があります。爆発音などのSEにも重厚感があり、ド派手な戦闘が引き締まって見えました。

 あとはヒーロースーツのリファインが素晴らしい。原作の古風なヒーロー像を残しつつ、現代風のカッコよさを兼ね備えたデザインになっています。

 ハリウッド映画のヒーローものとかもそうですが、レトロなデザインを今風にアレンジ出来るのってホントに凄いと思います。ディテールの問題かもしれませんが、ともすれば滑稽に映ってしまう全身タイツをなぜあそこまでカッコよく昇華できるのか……理解不能です(褒め言葉)

 なんだか長々と書いてしまいましたが、本当に良い作品でした。近々劇場版の放映も

あるそうなので是非とも劇場に足を運んで鑑賞したいと思います。

 このあたりで上映するかな……(ド田舎並感

 

※以下、追記作業中!

宝石の国

land-of-the-lustrous.com

 宝石の国。原作は漫画。今期で1番面白かったかもしれません。

 生物が宝石となった世界。彼らを装飾品にするため月から飛来する月人と宝石達の戦いを描くファンタジー作品。これまたCGアニメーションです(シーンによって作画もあり)。

 まずは映像について。とんでもなく美しいです。

 前述の通り、登場人物の身体は宝石で出来ています。

 風になびく髪も宝石。

 傷つき、割れ落ちる欠片も宝石。

 その宝石が持つ独自の光沢、透明感の表現に3DCGが見事にマッチしています。作画では到底出来ない表現……とまでは言いませんが(実際漫画版『宝石の国』のPVは作画アニメーション)、戦闘シーンなどでド派手な動きが求められる本作において宝石達の美しさを安定して表現するのはCGが得意とするところではないでしょうか。実際の鉱物を参考にして制作したという宝石達のCGモデルはそれぞれが異なる色彩で輝き、シンプルな色合いで構成された画面に華やかな彩りを添えています(個人的にはダイヤモンドの様々な色味が混じりあった光沢が好きです)。肩に当たる髪の毛の反射光など、ちょっとした部分にもCGならではの強み、こだわりが見てとれました。

 CGアニメはアニメらしさを強調するために大仰な動きを付ける印象がありますが、本作においても日常シーンなどにおけるコミカルな動きがなかなか面白かったです。

 宝石達の敵である月人も独特のビジュアル。仏教(?)をモチーフとしたデザインになっています(切断面が蓮の根のようになっていたり)。アニメも1周しただけですし、漫画版も1巻の試し読みをしただけなので明確なストーリーラインを追えている自信がないのが惜しいところですが、月人はいったいどのような存在なのか……謎が深まります。

 物語に関しては基本的にそんな感じです。とにかく謎が多い。

 いわゆるセカイ系に分類しても良いのでしょうか(有識者の方、どう思いますか)。起きている事象に対して具体的な説明が無いまま、宝石達の戦いが描かれていきます。こういった作品は『どうすれば問題が解決するのか』、『どうすれば物語が終わりを迎えるのか』といった物語の明確な目的が曖昧になりがちなため、目的以外で物語を牽引するだけのパワーを持ったなにかが必要になります。

 本作でそれを担っていたのはキャラクターでした。

 謎めいた独特な世界観にも惹きこまれるものがありますが、なによりもキャラが非常に魅力的。前述した外観の美しさはもちろん、様々な特徴を持った宝石達のやりとりが面白いです。シリアスなシーンは徹底的にシリアスな本作ですが、頻繁に差し込まれるコメディシーンがとても良い。ともすればシリアスな雰囲気をぶち壊し、どっちつかずの作風になって「なんだこれ? 」状態になってしまうと思いますが、この作品はその按配が絶妙。メリハリが出来ている……とでも言えばいいのか。どちらの魅力も損なうことなく、それどころかそのギャップが本作の不思議な魅力になっていました。

 特に印象深いのが8話から9話。主人公にとって大きな転換となるシリアス回の直後の回がコメディパートから始まりました。下手を打てばシリアスの余韻を木端微塵にしてしまう構成。

 しかし、本作はアフターケアが上手い。コメディパートのあとにしっかりと主人公に残った傷を描いています。

 物語の中で悲劇が起こったあと登場人物が涙を流し、悲劇の余韻を解消するというのはよくある展開ですが、視聴者に感動(あるいは悲しみ)を与えるためには大切なプロセスとなります。しかし、悲劇的な出来事に涙が付随するのは当然ですが、涙で悲劇を回収しきってしまうのはあまりに安易な顛末に思えます。

 1人の人物が涙を流すということは、その出来事が人物の精神にそれだけ多大な影響を与えたということにほかなりません。だからこそ、悲しみの先で涙以外に残ったなにかを描写しなければ悲劇的な出来事が物語として活きてこないと思うのです。

 本作においては主人公が涙するシーンはありません(……でしたよね?)が、悲劇が主人公に残したものがしっかりと描かれています。それが浮ついていた主人公の骨子になり、物語の芯になっていく。悲劇的な出来事が物語として活きているのです。

 こういった物語上の構成がしっかりとしているため、シリアスとコメディの起伏がありながら芯の通った作品になっているのだと思います。

 

 ……最後のほうはなんだかよく分からない文章になっている気がしますが、気にしない方向でお願いします!!(おい

 『宝石の国』とにかく面白かったです。オススメ!!

 

Just Because!

justbecause.jp

 

 

 

 

 

 

まとめ

 え! 少なくね!?

 と思ったかもしれませんが、

 すいません! タイムアップです!

 年越しの時間がきてしまったので内容よりも年内に更新することを優先したいと思います。楽しみにしている人なんていないとは思いますが申し訳ありません。

 他の良かった作品『宝石の国』、『Just Because! 』については年明けに追記しますので良かったらまた足を運んでいただけると嬉しいです。

 ※2018/01/09 追記作業中。今しばらくお待ちください。

 駆け足になってしまいましたが、恐らくこれが年内最後の更新になると思います。

 本格的に記事更新を始めてから1年間。あっという間でしたが楽しく記事を書くことができました。未だに文章が拙い私ですが、誰かに何かを発信するということに対する精神的なハードルは今年一年でだいぶ下がったように思います。来年も少しずつではありますが記事更新を頑張っていきますので、暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです。

 今年も残り6時間。最後までよいお年をお送りください。

 それでは、最後はいつも通りの言葉で締めさせていただきます。

 

―最後まで読んでいただきありがとうございました。―

 

良いお年を わさび

2017年、個人的に良かったアニメを挙げてみる(夏編)

  どうも、QUEENの名曲『Flash』を友人に説明しようとして再現を試みるも、自らの歌唱力の無さに歯痒い思いをするわさびです。

 

 フラッシュッ↑↑!(ドゥンドゥン)アァァ~↑↑!!

 

 ……本題にいきましょう。

※今回の記事は連続企画の一部です。よろしければ↓コチラ↓もどうぞ!

 

hodgepodge.hatenablog.com

hodgepodge.hatenablog.com

 

 

2017年、個人的に(中略)夏編

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 というわけで、個人的にかなりアツかった夏アニメの紹介です。

 なかなか良作揃いで3作品に絞るのは心苦しかったので、今回の記事ははりきって5作品ピックアップしてみました。

 

ゲーマーズ!

www.gamers-anime.com

 

 1作目は、ゲーマーズ!。原作はライトノベル

 冴えないぼっちゲーマー雨野景太と学園一の美少女でありゲーム部部長でもある天童花憐を中心(?)に繰り広げられる学園ラブコメ

 これぞラノベという雰囲気ですが、コメディ作品として凄く面白かったです。

 公式にも書いてある、すれ違い(勘違い)をベースにしたやり取りが物語の主軸を担っているのですが、これが非常に上手い。イメージとしては芸人コンビ、アンジャッシュのコントを想像していただけると分かりやすいかと思います。

 当人たちの噛み合わないやり取りをハラハラしながら見守り、ゲラゲラ笑うアレですね。

 1つの勘違いから次の勘違いに繋がっていくなど、物語の展開が秀逸で最後まで飽きることなく見続けることが出来ました。

 作画は少々残念。とくに後半はけっこう気になりました。キャラクターをデフォルメしたり、コメディタッチでごまかそうとしている部分が多かったように思います。もちろん、それが噛み合っているシーンもあるのですが……。

 しかし、逆を言えば気になった部分は作画だけです。各キャラクターにも魅力があり、テンポよく見やすい良作ラブコメだと思います。

 あと、内容とは関係ないですが個人的にOPは曲、映像を含めて今期で1、2を争うくらい好きでした。

 

セントールの悩み

centaur-anime.com

 2作目、セントールの悩み。原作は漫画。

 普通の人間が存在しない世界でケンタウロス竜人、翼人といった亜人種の少女たちがおくる日常を描いた作品。

 本作もいわゆる日常系なのですが、亜人種の生活様式現代社会にしっかりと落とし込んでいるのが面白かったです。とくに面白かったのはケンタウロスの設定。どうやって車に乗るのか、どうやって着替えるのかといったぼかそうと思えばいくらでもぼかせる部分の設定がしっかりと練られているのが伝わってきました。設定資料集があるならぜひとも読みたい。絶対に面白いはず。

 基本的にはほんわかとした日常系作品ですが、物語の端々に明かされていない設定の深みがあったり、私たちの人間社会に対する皮肉が込められていたりとなかなか気が抜けない作品だったように思います。

 

 

 メイドインアビス

miabyss.com

 3作目、メイドインアビス。原作は漫画。

 あらすじは公式サイトを見てもらったほうがいいと思います。世界観が特殊すぎる!

 言葉足らずになるのを承知でざっくりと書くと、

 『アビス』と呼ばれる底知れぬ竪穴。そこに眠る遺物を探し出す冒険家『探崫家』を目指す少女リコが少年の姿をしたロボットと出会い、冒険を繰り広げていくというストーリー。

 本作を一言で表すなら独創性抜群のファンタジー。数多ある既存の設定にとらわれない、独自の世界観が凄い。

 不可思議な性質に包まれたアビス、そしてそこに生きる生物の生態。どこをとっても他作品では見たことがないような独創的、かつ魅力的な世界観が広がっています。

 独自性が強い作品は往々にして分かりにくさが目につき、展開についていけなくなりがちですが、本作に関しては『アビスに潜る』という物語の主軸に対して明確な目的が存在するので展開について行けなくなるということもありませんでした。

 作画に関しても文句のつけようがないと思います。原作絵の特徴的なタッチは書店等で何度か見たことがあったのですが、それを見事にアニメとして形にしているという印象です。キャラクターの作画も勿論ですが、なにより背景の作画が素晴らしい。

 幻想的な美しさと正体不明の禍々しさが両立する『アビス』という世界が映像として成立している。

 冒険モノ特有のワクワク感はもちろん、こちらの涙腺を揺さぶるシーンもあり、視聴後の満足感が非常に高かったです。ナナチ可愛いよナナチ

 続編アニメ化も発表されましたし、これからも追っていきたい作品です。

 

プリンセス・プリンシパル

www.pripri-anime.jp

 4作目、プリンセス・プリンシパル。アニメオリジナル。

 19世紀末、東西に二分されたアルビオン王国(架空の国)を舞台に繰り広げられる少女スパイたちの物語。

 個人的に美少女要素を詰め込んでくる作品はそれだけでも近寄りがたい雰囲気というか、「ほら、お前らこういうの好きだろう? 」という制作側の意図を感じてしまい、作品に対するハードルが一段上がるのですが(ガルパンとかもそんな感じだった)、本作はそのハードルをちゃんと越えてきました。素直に面白かった。

 作品のテイストはDarker Than Black黒の契約者ー』に近いでしょうか。作品上ではあまり語られない巨大な組織の構成員である主人公たちが持ち前の技術(能力)を活かして任務をこなしていくというのが大まかな流れになっています。

 基本的に1話完結方式の本作。各話で主人公たちは様々な任務に赴くわけですが、その内容もバリエーション豊かだったため、途中でだれることなく最後まで飽きずに視聴できました。

 ロングスパンで伏線を張り終盤でカタルシスを得るタイプの作品に比べ、1話完結方式の作品は薄味な作品になってしまう印象が強いですが、今作はそのバランスがうまく取れていたように思います。脚本の妙技なのでしょうか。各話がしっかりと完結したうえで、それぞれのつながりが確固たる意味を持つように作られています。だからこそ、1話完結方式の見易さと連作の奥深さが両立している。本作は作中のタイムラインと放映の順番がバラバラになっているのですが、それも視聴者自身に各話の繋がりを意識させるための演出なのかもしれません。

 主要な登場人物の掘り下げも必要十分といった感じでした。誰が、どんな経緯でスパイになったのかということを物語に組み込んでいるため、女子高校生スパイという設定にも一定の説得力があったように思います。本作はこのあたりの匙加減が本当に絶妙で、各キャラクターの魅力を掘り下げつつ、並行してスパイとしての物語を自然に展開させる手腕は見事としか言いようがないです。

 作画に関しても文句なし。ド派手なアクションシーンはもちろん、雑多な蒸気機関が形作るロンドンの街並みなど緻密な背景美術も圧巻。とくに5話の剣戟は戦闘シーン好きなら必見です。人と人が切り合うシーンでここまでカッコいいと感じたのはストレンヂアサムライチャンプルー以来かもしれません。

 ちなみに本作のBGMを担当しているのは梶浦由記さん。言うまでもなく音楽も最高です。なにげに私が本作を観てみようと思ったのは梶浦さんが音楽を担当していると知ったのがきっかけだったりしますが……どうでもいいですね。

 そんな感じで『画』『シナリオ』『音』というアニメ3大要素を高い水準で満たしている本作。実は放送された内容だけでは物語のタイムラインが欠けており、不完全なものになっています。(サブタイトルに『case』が割り振られており、今回のシリーズで放送されたのはcase1、2、7、9、11、13、16、18、20、22、23、24の12話のみ)

 ……なんだか続編(番外編?)がありそうな気配を感じますね。気長に続報を待ちたいところです。良作!

 

サクラクエスト

sakura-quest.com

 5作目、サクラクエスト。アニメオリジナル。春から続く2クール作品です。

 就職活動に失敗した主人公、木春由乃がとある勘違いから寂れた田舎町の町おこしをすることになるというストーリー。

 花咲くいろはSHIROBAKOに続くP.A.WORKS制作のお仕事シリーズ第3弾。本作を含め、お仕事シリーズは3作品視聴済み(『花いろ』の劇場版は観てない)ですが個人的には一番好きです。

 「町おこし」という特徴的、かつ地味な題材をもとにどんなアニメ作品になるのかが気になるところでしたが、なかなか上手くまとまっていた印象。

 物語は基本的にコメディ調。しかし、現実社会で地方市町村が抱えている問題(商店街の衰退、空き家問題など)をしっかりと取り上げており、『町おこし』というメインテーマから外れすぎることなく、安定した作品になっていました。

 作中で採られる問題の解決手法は創作的というか、実社会では難しいだろうなというのが正直な感想ですが、ひとつの可能性として面白いと思いましたし、コメディ調の作風も相まってさほど気にはなりませんでした。(ドク有能すぎるぞ!)

 登場人物に関しても男女、年齢、人柄など多種多様な人が暮らす町の雰囲気が十分に出来上がっていたと思います。本作は主人公が国王(町おこし親善大使的な役職)に就任してからの1年間の様子を描いた作品なのですが、よそ者として町にやってきた主人公が町おこし活動を通して町民の信頼を得ていく過程が丁寧に描かれており、主人公の成長物語としても素晴らしい作品でした。

 とてつもない問題に立ち向かうドラマでもなく、最後に緻密な伏線を回収するカタルシスが待ち受けているわけでもない。

 本作は終始地味な作品ですが、田舎町で暮らす人々が織り成す笑いあり、涙ありの人間ドラマは非常に見応えがあり、毎週楽しみな作品の一つでした。P.A.WORKSらしい、心に残るいいアニメだったと思います。良作!

 

まとめ

 というわけで、頑張って5作品を紹介しました。疲れた!

 気が付けば今年もあと1日を残すのみ……。頑張って秋編も今年中に更新したい…。

 秋もなかなかに面白い作品が多かったのでまたボリューミーな記事になると思います。書き終わるかな?(おい

 ほどほどにお待ちいただけると幸いです。いつも以上に雑ですが今回はこの辺りで失礼します。それでは。 

 

ー最後まで読んでいただき、ありがとうございましたー

 

@ただちに秋編を仕上げます。わさび