読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ほっじぽっじすてーしょん

広く浅い、多趣味野郎の時事録

久しぶりの……

雑記 小説

お久しぶりです。

わさび、生きてました。

 

定期的に更新しないと文章力も付かないだろうなぁ……とは思いながら、気がつけば前回の記事更新から3週間近く経過してました。

 

いやー!時が経つのって早い!!(他人事

 

この3週間の間、全く本を読んでいなかったわけではないのですが(まあ、3冊しか読んでないのですが……)そのうち2冊が恐ろしいほど読書にエネルギーを必要とする作品でして……。

そのうえ感想文を書くにはあまりに適さない作品ということもあり、書くのも躊躇してしまった次第です。

 

……とまあ苦しい言い訳を並べたところで、今回はそれら3冊を紹介する形で記事にしてみました

お時間がありましたらお付き合いいただけると幸いです。

 

紹介なのでネタバレは皆無ですが、いつも以上に内容はペラペラです。ご了承ください。

 

境界線上のホライゾンⅡ下&Ⅲ上

はい、とういうわけで。

この期間中に読んだ3冊のうち、読むことに多大なるエネルギーを消費した作品2冊。

ラノベ界隈では言わずと知れた『読む鈍器』こと

 

境界線上のホライゾンです

f:id:wasabiwasabi:20170420020531j:image

 

積読崩しの一環で本作に手を出したわけですが、やっぱり読んでいて凄く疲れる作品でした。

あまりに濃すぎるため、内容にはあまり触れません。

今回は何故、そこまでエネルギーを消費するのかについて簡単に紹介!

 

1、圧倒的物量

先ほど『読む鈍器』と言いましたが、この境界線上のホライゾン(以下、境ホラ)は見るものに衝撃を与える圧倒的なビジュアルをしていることで有名です。

……百聞は一見にしかず。とりあえずご覧いただきましょう。

 f:id:wasabiwasabi:20170420020558j:image

↑左:今回読んだ2冊、右:一般的な文庫本1冊(写真はharmony)

 

はい。2冊でコレ

文庫本でこの厚み。私は京極夏彦作品川上稔作品しか知りません。

なかでもⅡ下巻はページ数にしておよそ1200ページ。一般的なライトノベルが300〜400ページなので、これ一冊でラノベ3〜4冊分の破壊力

ちなみに、お値段は1200円。通常のラノベは500〜600円なのでちょっぴりおトク感がありますね!(白目)

なお、今回読んだ2冊だけでも合計ページ数は1900ページ。狂ってやがるっ……!

 

2、情報量過多

物量が多いのは……まあ良しとしましょう。

しかし、実は境ホラ最大の特徴は純粋な物量ではなく『濃密すぎる世界観』にあります。

とりあえず、思いつく限り今作に含まれるジャンルをあげてみましょう。

含まれるジャンルは以下の通り!

 

学園、ロボ、SF、ファンタジー、日本史、世界史、戦記、ラブコメ、バトル、宗教…etc

 

好きな娘のために主人公が世界征服を目指し、魔女が空を飛び、武士が戦い、ロボットが火花を散らし、政治家が謀略の限りを尽くし、超巨大戦艦が空をゆく。

そんな作品です。

自分で言ってて意味不明ですが、本当にこの通りだから困る。

これだけ多数の要素を突っ込んでおきながら物語のフォーマットが成立しているのが不思議なくらいです。

そのうえ、一巻で主人公サイドだけでも十数人のキャラクターが登場するのですが、それぞれのキャラ立てがしっかりしているのも恐ろしい。(どのキャラが喋っているのか会話文だけで判別できるほど)

また、境ホラ(GENESISシリーズ)は川上稔先生が手がける作品群の一翼に過ぎず、より深く世界観を理解するためには既刊の『都市シリーズ』AHEADシリーズを読む必要もあるという徹底ぶり。ヤヴァイ。

ちなみに、既刊シリーズを読んでいなくても境ホラのストーリーを追うぶんには問題ないです。(経験談

これだけ多くの要素がぶち込まれた情報の塊が、前述の物量で流し込まれてくるわけですよ?

疲れないわけがない。

 

3、文体が合わない

これは完全に私個人の問題ですが、すごく苦手な文体です。

登場人物が多いために転々とする視点。

シリアストークをぶった切る形で唐突に挿入されるギャグ。

造語乱発で混沌と化すやりとり。

文章の温度変化、とでも言えば良いのでしょうか。想定外のところで調子をハズす文章につまづく事も少なくありません。

正直、読んでいて非常に疲れます。

 

なんで読んでるの?

とまあ、ここまで色々と書きましたが、「そんなに疲れるなら読まなきゃイイじゃん」という声が聞こえてきそうです。

その通りです。そんなに疲れる本なんか読まなきゃイイんです。本来ならば。

では、私は何故この本を読んでいるのか。

答えは簡単、

 

そんな疲労がぶっ飛ぶくらい面白いからです。

 

断言します。この世界観が気になる人ならどハマり間違いなしです。

 

重奏神州で行われる世界史と日本史の同時再現。

学生間で行われる政治の駆け引き。

ありとあらゆる要素の入り混じった緻密な戦闘描写。

 

川上先生自身が絵を描くことも出来るからかもしれませんが、世界観がしっかりと映像として出来上がっている作品だなぁ……という印象を受けます。

合う人にはピッタリ、合わない人には全然合わないタイプの作品だと思うので、手放しでオススメできる作品では決してありませんが、気になった方には是非とも一度は目を通して欲しい作品ですね。

 

個人的な問題作

さて……実は感想文を書こうと思い、迷い続けた作品が1つあります。

結局、感想文を書くことは出来無かったのですが、私の心に突き刺さった作品です。

なんらかの形でこの作品を読んだという事実を言葉にして出力したかったので、ここで紹介という形を取りたいと思います。

オススメはしません。

はっきり言いますが、楽しい話でもスッキリする話でも無いです。どちらかというと、読み終わった人間の心に居心地の悪さだとか、暗い影を落とす類いの作品だと思います。

というわけで、ここ最近読んだ中でも相当心を痛めつけられた作品がこちらです。

ひきこもりの弟だった

f:id:wasabiwasabi:20170420020616j:image

本作は第23回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作で、葦舟ナツ先生のデビュー作です。

『紹介』と題しておきながらアレですが、あらすじには触れません。

これは、『歪んでしまった家族』の愛の物語です。三秋縋先生による帯コメントがこの上なく雄弁に本作の内容を語っていると思うので、引用させていただきます。

 

行き場のない想いに行き場を与えてくれる物語。

この本を読んで何も感じなかったとしたら、

それはある意味でとても幸せな事だと思う。   三秋縋

 

読んでいて、凄く辛かったです。

かといって自分が不幸だ、なんていうつもりは毛頭無いのですが、非常に痛みを感じる作品でした。(少なくとも、感想文を書くことを躊躇うほどには)

それでも、読み進める手が決して止まることが無かったのは文章の巧さ故かもしれませんね。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

というわけで、すっごい雑な記事になりましたが、ここ最近はこんな作品を読んでいたわけです。ちなみに現在は『境ホラⅢ中』を読んでいます。下巻ではなく中巻だとか、800ページ以上のボリュームがあるとか、ツッコみたい部分は多々ありますが、頑張ります。(白目)

これを読んだら積読状態になっている森見作品(『宵闇万華鏡』、『太陽の塔』)などを崩すつもりなので、そのあたりで感想文を書くつもりです。

 

……いつになることやら。

 

また気が向いたときにでも覗いていただけると幸いです。

それでは、今回はこの辺りで。

ー最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ー

 

@やっぱりまどマギってよく出来てるよなぁ……と思いながら。わさび

So make start.

創作 雑記

あさもhayokaらこんにTiwa同もみな3こんばN0凸凸凸toくdあらなⅰそんなkoとbaの羅re2でm0naにかimiがあるyoうnaないような一生keン名yoんでくれtanあら5めnnaさいほntoにiみは9野deathSAI5mあで4dekうれてありga10な2kaがあるのhakおの↓dあ44649nえ

 

なにかあるような、なにかありそうな、そんなかんじ

お久し ぶりです、わさびです。

どこにあるのか

この度、『即興小説トレーニング』というサイトで

なにがあるのか

投稿を開始してみました。

どうなるのか

そちら用にツ イッターも開設してみたので、よろしければどうぞ。(@aoiyamatowasabi)

よくわからないけれど

基本的に更新は不定期ですが、毎日やるつもりではいます。

がんばろう

三 日坊主にならないように頑張ります。

 

 

 

片隅で感想文08:『恋する寄生虫』

小説 片隅で感想文

こんにちは。

無気力MAXわさびです。

 

最近は

「なんで生きているんだろうなぁ……」

という答えのない問いを頭の中でループさせた後、ふて寝するのが鉄板パターン。

みんな大好きロックバンド、UVER worldの楽曲Fight For Libertyの冒頭では

 

「生きるという 全てのアンサー」

 

という歌詞が登場しますが、生きていることに『意味』など無く、生きているということ自体が『答え』そのものなのかもしれませんね。

 

……青臭い歌詞、大好きです

 

 

 はーい、本題いきまーす!

 

『恋する寄生虫著:三秋縋

f:id:wasabiwasabi:20170322165102j:image

 

というわけで、前回の記事から約2週間ぶりの感想文です。

実は本作『恋する寄生虫も1週間以上前に読了していたのですが、別の記事を書いていたらモチベーションがゴリゴリと(ry

多少日が空いてしまったのでいつも以上にチープな感想文になる可能性大ですが、暇つぶしにお付き合いいただけると幸いです。

著者の三秋縋(みあきすがる)先生の作品は『三日間の幸福』を読んだことがあるのですが、本作も非常に私好みのラブストーリー

……なお、ラブストーリーと聞いて「甘々なスウィーツストーリー」を想像した方にはオススメできない作品だと思います。あしからず。(そもそもそんな人はこんなオタオタしいブログには来ないと思いでしょうけれど……)

 

まずはあらすじから。

 

とある事情で失業中の青年、高坂賢吾。

家に引きこもる傍ら、彼はマルウェア(PCウィルス)の開発に勤しんでいた。

しかし、インターネットにマルウェアをばら撒いたのも束の間、

和泉と名乗る謎の男に犯行が露見してしまう。

和泉は高坂の犯行を黙殺する代わりに、ある交換条件を付きつける。

「高坂賢吾。あんたには、ある子供の面倒を見てもらいたい。」

交換条件を受けた高坂と不登校の少女・佐薙ひじりの出会い。

2人は社会復帰と称した生活の中で次第に惹かれあっていく。

しかし、2人は知らなかった。

この恋が<寄生虫>によって仕組まれた恋だということをー。

 

ジャンルは前述の通りラブストーリー。

『三日間の幸福』もそうでしたが、内容としては若干暗めになっています。

華々しい成功の中に身を置く人物の話ではなく、平々凡々な日々を送る人物に劇的な変化が訪れる話でもない。

 

人生に失敗し、谷底のいき苦しさの中でもがく人々のドラマ。

 

この少し陰のあるストーリーが三秋先生の持ち味なのかもしれません。

作中の舞台となる季節、冬ならではの分厚い雲のかかったどんよりとした風景が、より一層いき苦しさに拍車をかけています。

 

「作風が似てしまうのは得意だからでは無く、それが作者のコンプレックスだからだ」

 

というのは、誰の言葉だったでしょうか。非常にリアリティのある筆致で描かれる、『外れてしまった主人公像』の中に、私はどうしても作者自身を感じずにはいられません。(勝手な思い込みかもしれませんが)

 

さて、今作ではタイトルにもなっている寄生虫が重要なポイントになっています。

ヒロインの佐薙ひじり寄生虫好きという設定もあり、作中冒頭部分からいきなり実在する『フタゴムシ』というロマンチックな寄生虫の説明から入ります。

 

寄生虫にロマンチックもクソもあるか!」

 

という声が聞こえてきそうですが、このフタゴムシは『あまりに出来過ぎている』生態を持った寄生虫なのです。

 

フタゴムシ詳しくはググってね!

雌雄同体(雄でもあり、雌でもある個体)でありながら、わざわざつがいとなる個体を探しだして終生交尾(一度交尾したら死ぬまで交尾し続ける)する寄生虫。さらに、フタゴムシは二人で繋がっていないと成長が出来ないという生態を持ち、一度つがいとなったら死ぬまで離れることはありません

そしてつがいになったフタゴムシは寄生虫というだけあって、とある生物に寄生するのですが、その宿主となる生物が『鯉』。

『鯉』=『こい』=『恋』 というわけですね。

さらに驚くべきことに、『こい』に寄生することが出来たフタゴムシは24時間以内に目玉を捨ててしまうのだそうです。まさしく『恋は盲目』

一度くっついたら離れず、『恋』に寄生し、盲目となって愛し合うー。

フタゴムシはそんなくそ激甘ロマンティック設定盛りだくさんの寄生虫なのです。(お腹いっぱいだぜこんちくしょう)

 

……とまあ、ほぼ作中説明の受け売りなのですが、これだけでも十分寄生虫に興味が惹かれるのではないでしょうか。『寄生虫』というグロテスク極まりない存在(個人的なイメージです)からの強烈なカウンターによって、忌避感がちょっとした神秘性を帯びてきます。冒頭部分にこのインパクトがあるため、寄生虫という題材を扱っているにも関わらず、読んでいて気味悪さを感じる事が少なかったように思います。作中の時系列としてはこの説明部分は中盤あたりの出来事なのですが、倒置して冒頭部分にこの説明を持ってきたのはこういった効果を狙ったものなのでしょう。

この『寄生虫』がどのように物語に関わってくるのか、というのはあえてここでは語りません。あえてね。

……まあ、なんとなく想像出来てしまうかもしれませんが。

具体的な事例なども交えて語られるため、ここらへんの描写は非常に説得力があったように思います。

 

前述の通り主人公の趣味はマルウェア製作なのですが、これについては「題材ありきの設定なのかなぁ……」という印象を受けました。人体に寄生する寄生虫PCに寄生するマルウェアを組み合わせることでテーマに一貫性を持たせようとしたのかもしれません。なので、物語の流れに合わせてあてがった要素、という印象が強かったです。

とある登場人物の言動も、どこか作為的な匂い(登場人物が物語を動かしているのではなく、作者が登場人物を介して物語を動かしている感覚)が消し切れていなかったように思います。

あくまで私自身の勝手な印象に過ぎないのですが、本作は『書きたいシーンが先行して存在して、そこから逆算する形で設定を組み上げた作品』なのかもしれません。

 

ここ最近読んだ作品だと『虐殺器官』、『MGS4』もそうなのですが、一口に感情の制御といっても、作品ごとに色々なアプローチがあるものです。『虐殺器官』では言語、『MGS4』ではナノマシン、『恋する寄生虫』では寄生虫だったわけですが。共通しているのは、感情はあくまで脳がもたらす機能の一つに過ぎないということ。これらの作品で語られているように、もし感情が外部からの干渉によっていとも容易く変化してしまうモノなのだとしたら、私たちの持つ感情、そしてそれらによって構築される自我はなんと不確かで曖昧なモノか。なかなか考えさせられます。

 

 

 

淡々と形作られていく、2人だけの内向的な世界。

消毒液の匂いで満たされた2人の空間は、息苦しく、儚く、そして美しい。

 

何から何までまともではなくて、しかし、それは紛れもなく恋だった。

(作中冒頭より抜粋)

 

失意に沈む彼らが求める幸福の在処

是非とも、自らの目で確かめてみてください。

読後に余韻の残る良い作品でした。面白かったです。オススメ!

 

 

↓以下(も)駄文↓

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

……前々から思っていたんですが、

 

このコーナー、あまり感想文っぽくないな!

 

もう少し各キャラクターの心情に迫ったりしたほうが感想文っぽくはなると思うのですが、ネタバレの事を考えると少しばかり躊躇してしまうんですよね。

……ネタバレ禁止エリアとネタバレエリアに分けて記事を書いたりするのも面白いかもしれない(このとき、記事作成に掛かるカロリーは無視できるものとする)。

まあ、言うだけならただです。

気が向いたらそんな形式の記事も書くかもしれません。かもしれません。(大事なことry

あと、記事は書いていなかったのですが、積読崩し(境ホラ2巻下)をしたり、解釈不足の本(夜行)を読み直したりしているのでそこらへんの記事も書くかもしれません。かもしれまs(しつこい

また、ヒマな時にでも見ていただけると幸いです。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

セイレンを見ていると「梨穂子はかわいいなあ!!!」しか言わなくなるわさび